試作・量産の壁、両方を解決するために誕生した施設がMVP Roomです。
限られた予算や時間の中で試作や量産ができるように、MVP ( = 実用最小限の製品)
をコンセプトに試作も量産も一気通貫で支援する国内唯一の施設です。
*2018年 経済産業省に認定されたスタートアップファクトリーです。
Concept
MVP Roomはモノづくりスタートアップの課題を解決するために
設計されたスタートアップファクトリーです。
モノづくりにおける慢性的な課題
#1
アイデアはあるけれど、
試作の進め方が良く分からない、
作る場所・設備がない。
先ずは、アイデアをカタチにするために試作品を作る必要があります。しかしながら、漠然としたアイデアだけがあっても、スケッチだけでは具体的にカタチある試作品を製作することはできません。
例えば、モノに動きや機能等を持たせるなら、それらを実現する設計が必要です。そのためには専門知識が必要になり、知識がないと試行錯誤の結果、頓挫してしまいます。
また、アイデアがあって具体的な製作方法も理解していても、手軽かつ安価に利用できる場所や設備がないと、試行錯誤を繰り返す試作品の完成はいつまで経っても終わりません。
#2
試作品が出来ても、
量産の進め方が分からず頓挫する。
試作品が完成したら量産フェーズに移行します。しかしながら量産フェーズでは、試作の段階とは異なる多くのことがあります。
例えば、量産になると、ロットでの生産となり、基本的には生産工場がライン式で製作していきます。その場合に生産工程の設計をどうすべきか、生産工程時で留意すべき内容の伝達・指示、本格的に市場で販売するため、製品に応じた各種許認可で必須のものは取っておくべきであり、必須でなくても売れるようにするためには任意ながらも取得しておいた方がよい許認可もあります。
そして、量産してから市場投入後の資金繰り・キャッシュフローも事前に考慮して資金調達計画をする必要もあります。
他のもまだまだやるべきことは多くあり、これらを対応しきれず頓挫するケースが課題となっています。